2017年春の観察後の考察「形質変化は放射線によるもの」「個体差」「内からの被ばく」

2017年4月~5月のムラサキツユクサに関する考察です。


形質変化は放射線によるもの

今年は、2011年以来「雨どいの近く」と呼んで観察していた株が4月13日から咲きはじめました。
気温の影響なのか、前年まで観察していたほかの株が5月まで咲かなかったので、まずはひとつの株だけを4月いっぱい観察することになりました。
4月13日に咲き始めたこの株は、咲き始めから本日5月17日に至るまで、オリジナルデザインに限りなく近い花だけを咲かせ続けました。

4月13日
この事実により、2011年5月以来観察されたわが家のムラサキツユクサの形質変化は原子力発電所の事故の放射性降下物によってもたらされた放射線によるものであるとしていいのではないでしょうか。

理由

わが家のムラサキツユクサは2011年以前から存在し、2010年までは一般的な花のみを咲かせていた。
2011年5月から花に異常が現れた。←異常のあらわれた時期があっている
目もあてられぬ異常な形質ばかりが出続けるところから年を経て徐々に異常の程度が軽くなり、ついにはオリジナルデザインの花が咲くようにもなった。←年を経て減衰するものが異常の原因である










個体差

5月になって「三波石の近くの株」や「2015年の観察で花びらの枚数に異常の出たもの」が咲き始めてみると、「雨どいの近く」の株とは全く違う状態でありました。
2017.5.4 三波石の近くの株

2017.5.7 2015年の観察で花びらの枚数に異常の出たもの

これらの株は、今年新しく種から生えた個体ではなく「雨どいの近く」の株と同じように冬の間は地上部が枯れた状態で根を残させていたものです。周辺の砂利の様子からお分かりいただけるかもしれませんが「雨どいの近く」の株とわずかな距離(それぞれ雨どいの近くの株を中心にして一歩分)しか離れておりません。
それなのに、なぜ、雨どいの近くの株が4月13日から5月17日まで、つまり今シーズンの咲き始めからずっとオリジナルデザインに近い花を咲かせ続けているにもかかわらずほかの二つがこんな状態なのか、ということです。
何か違いがあるのでしょうが、それは外からはわからないこと、見ただけではわからないことです。
漠然と、「個体差」というしかないでしょう。
ムラサキツユクサという「種」ではあるものの、園芸種なので人間がいろいろ手を加えているはずですから、ウッドデッキのところに生えている一本の株が飛ばした種から生えてきたのだと言ってもこの3株にはいろいろ遺伝子に違いがあるのかもしれません。また、種の落ちたところの微妙な差によって根の張り具合だとかいろいろあって、そういうちょっとしたことが大きな違いを引き起こしているのかもしれません。








内からの被ばく

2016年春の観察後の考察「繁殖の結果による花色のばらつきと日毎の花色変化は意味が違う」「内からの被ばくの影響を疑わせた事態について」
というタイトルで書いたことですが、

…ムラサキツユクサは花を咲かせ種を作りそれを落とすことによって体外に毒物を放出しているのでは無かろうか、と思っています。冬の間にせっせと蓄えた良いものも悪いものも、子孫繁栄のための重要な生殖器官である花という部分に集中させ、そのことによって初めて咲いた花から何日か後までの花は「内部に蓄えたものによる被ばく」でとても悪い状態のものが咲くが、それを排出してしまった後に咲く花は良い花になるのではないか…



その話の真偽、具体的なことは相変わらずわかりませんが、「三波石の近くの株」と「2015年の観察で花びらの枚数に異常の出たもの」については、今季も、咲き始めに状態が悪く、日に日に回復し、やがて良い花が咲くようになるという様子が見られました。
「個体差」はありますがそういう傾向があります。

20170517 三波石の近くの株

2017518 三波石の近くの株

20170517 2015年の観察で花びらの枚数に異常の出たもの 

20170518 2015年の観察で花びらの枚数に異常の出たもの