「群馬は本当に汚染があったのか」という問いに対して(2024年に記す)
最近、「(植物の形態変化はともかくとして)群馬県は本当にそれほどの汚染があったのか」と問われることがありました。
おそらく、原発事故直後から公表されている空間線量がそれほどでもなかったからだと思います。
旧ブログには記載しておりましたが、
わが家は(具体的な自治体名は書きませんが)群馬県「中毛」に位置しております。
そして、この自治体は汚染はほとんどなかったという理由で環境省が行った「除染の説明会」には行かなかったことが公表されており、実際に公的な除染は行われておりません。
(参考)環境省による除染情報サイト
ここまでのことで考えると汚染はほぼ無かったということになるのですが
我が家は
CTBT 高崎放射性核種観測所(旧 日本原子力研究所高崎研究所 内)からわずか3キロほどのところにあります。
(参考)「CTBT国際監視制度施設としての高崎放射性核種監視観測所の認証」
平成16年2月9日
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/ctbt/takasaki.html
なので、CTBT 高崎放射性核種観測所で行われていた観測によって得られたデータは
おおよそ我が家のデータと言える、と思います。
したがって、事故当時からしばらくの間、公益財団法人 日本国際問題研究所で公表されていた
「高崎に設置されたCTBT放射性核種探知観測所における放射性核種探知状況」という文書にあるデータはほぼわが家のデータであると考えております。
(参考)高崎に設置されたCTBT放射性核種探知観測所における放射性核種探知状況
(2012 年 4 月 15 日時点)
https://www.jiia.or.jp/topic-cdast/pdf/003-098.pdf
群馬県の汚染についてはほかに、公益財団法人 山階鳥類研究所のツバメの巣の測定データによって知る事が出来ます。
(参考)「2011年に使用された全国のツバメの巣の放射性セシウムを調査 〜福島第一原発事故 鳥類の生息環境への影響調査〜」https://www.yamashina.or.jp/hp/kenkyu_chosa/201507tsubamesu_chosa.html
この調査につきましてはわが家の土壌の汚染具合とは直接かかわりのあるものではありませんが、そういう値が出ていたのだと知る事が出来ます。