【まとめ】植物の異常の観察 9度のシーズンを終えて
2011年の5月よりムラサキツユクサをはじめとするいろいろな植物に起こった突然変異と思われる異常について観察を続けてきました。
それで、今日は8年間の観察によって導かれたこと考えたことについて覚書のようなまとめの記事を書こうと思いました。
【これは原子力発電所の事故によってもたらされた被害である】
我が家の庭と限らずこの辺り一帯は、東日本大震災による原子力発電所の事故により大量の放射性物質の降下による被害を受けました。
被害を否定する人は少なからず存在しますが、我が家から数キロ離れているだけのCTBT高崎放射性核種観測所のデータや我が家で確認できる植物の変異は降下物による汚染があったことを証明しました。
【本当の放射線量とエアカウンターの数値と植物の状態から推測できること】
東京都環境局のサイトにある放射性物質の半減期というページによると
放射線量の減衰割合は当初量を1とすると1年後に0.79、2年後に0.64、3年経過した段階で0.52、4年後には0.44、そして8年後には0.28になると書かれています。
が、2012年5月にエアカウンターを購入して以来測定を続けておりますが、当初量1に対して0.79であったはずの2012年と、当初量1に対して0.28になったはずの2019年の数値はほぼ変わっていないので、2011年2012年にはエアカウンターで測定できない放射線が相当量あったのだと考えられます。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/policy_others/radiation/about/hangenki.html
我が家では2015年にムラサキツユクサの花の状態が著しく回復しているので、放射線量が事故直後の量の2分の1を下回ったくらいになるとムラサキツユクサという花に対する「外部からの被ばく」の影響はほぼなくなるのではないかと考えます。
ただし、その間エアカウンターの数値はそれほどの変化はありませんから、外部からの被ばくの原因はおもにエアカウンターで測定できない放射線によるものだと考えられます。
2015年でムラサキツユクサの変異は終わったと考えておりましたが、それ以降も今年2019年に至るまで大いにあり、しかし、福島原発の事故以降、再び大量の降下物があったわけではないので、2015年以降2019年までに観察された異常は外部からの放射線によるものではなく、おもに植物体内に取り込まれた放射性物質による被ばくによるものであると考えられます。
この考え方は、外部からの放射線量がある程度低い状態を保ったままであるにもかかわらず2019年になっても2011年レベルの強烈な変異が「一個体の一部」だけに起こったり、開花を開始した「シーズンの初期」にはひどい花を咲かせるが、そのうちにはなんとなく回復していくという現象の説明のためにも不可欠です。
【エアカウンターの限界】
以上のことから、今後もし再び福島原発の事故のような事態が起こった場合に、エアカウンターで測定した数値を用いて植物が変異するかどうかということは一切判断できないということが分かります。
【ムラサキツユクサで放射性物質のわずかな漏えいは観測できない】
また、もう一つわかったことは、ムラサキツユクサは福島原発事故による大量の降下物によってもたらされた当初のレベルの放射線でなければ外部からの放射線によって突然変異はしないということです。
つまり、ごく微量の放射性物質の漏えいのような事象でムラサキツユクサに変化が起こるとは考えにくいと思います。
【You may lead a horse to the water, but you can't make him drink.】
群馬県中毛レベルの汚染であり、放射性物質を減らすために出来得ることを2011年当初いろいろ試しもしましたが、
2019年になってもそこここに放射能は存在し、
ムラサキツユクサはそれを吸い上げては繰り返し繰り返し異常な花を咲かせ続けています。
福島原発事故以降、
昔の小中高校で教えられてきた「放射能は生き物にとって危険なものであり、封じ込めるべきもの」という教えはないもののようになり、
「放射能は考えられているほど危険ではない」とか「怖いと思う者は非科学的な愚者」であるかのように言われつづけておりますことに疑問を感じ、
真実を求めただひたすら観察し公開を続けてきましたけれども、
ムラサキツユクサが外部からの放射線で姿を変えたという時代を経て
今度は放射能を吸い上げては繰り返し繰り返し異常な花を咲かせ続けているという事実をどう判断するのか、そしてどう行動するのかということは
結局、
真実がどうであるかということではなく
個人の思想信条によるものなのだ、と悟りました。
日本人とは、なのか、人間とは、なのかはわかりませんが、
それが、観察を続ける中で最もよく理解できたことであります。
以下に掲げる画像は本ブログにおいて「雨どいの近くの株」と呼んでいた「雨どいからの水が流れ込む砂利のまかれた場所」に咲いていた複数の株と、「ウッドデッキ近くの大株」と呼んでいた20年以上にわたり育ててきた一つの株について
2011年から2019年の各年の「シーズン開始時」と「シーズン終了時」にあたる日付の前後の記事から選んだ花の画像です。
2011年は混乱する中で撮影していたため、はっきりと日付の記録があるのは5月下旬からなのでシーズン開始時の画像の記録はありません。
また、意識的に観察を継続しようと思う以前(2011年、2012年)の画像については明確な花の位置の記録がないため、背景から推定しました。
画像14と15は2019年この記事を書いたときには存在しておりましたが、ブログを移転したときに元のブログの画像データが失われたようで読み込みが出来なくなりました。
それで、今日は8年間の観察によって導かれたこと考えたことについて覚書のようなまとめの記事を書こうと思いました。
【これは原子力発電所の事故によってもたらされた被害である】
我が家の庭と限らずこの辺り一帯は、東日本大震災による原子力発電所の事故により大量の放射性物質の降下による被害を受けました。
被害を否定する人は少なからず存在しますが、我が家から数キロ離れているだけのCTBT高崎放射性核種観測所のデータや我が家で確認できる植物の変異は降下物による汚染があったことを証明しました。
【本当の放射線量とエアカウンターの数値と植物の状態から推測できること】
東京都環境局のサイトにある放射性物質の半減期というページによると
放射線量の減衰割合は当初量を1とすると1年後に0.79、2年後に0.64、3年経過した段階で0.52、4年後には0.44、そして8年後には0.28になると書かれています。
が、2012年5月にエアカウンターを購入して以来測定を続けておりますが、当初量1に対して0.79であったはずの2012年と、当初量1に対して0.28になったはずの2019年の数値はほぼ変わっていないので、2011年2012年にはエアカウンターで測定できない放射線が相当量あったのだと考えられます。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/policy_others/radiation/about/hangenki.html
我が家では2015年にムラサキツユクサの花の状態が著しく回復しているので、放射線量が事故直後の量の2分の1を下回ったくらいになるとムラサキツユクサという花に対する「外部からの被ばく」の影響はほぼなくなるのではないかと考えます。
ただし、その間エアカウンターの数値はそれほどの変化はありませんから、外部からの被ばくの原因はおもにエアカウンターで測定できない放射線によるものだと考えられます。
2015年でムラサキツユクサの変異は終わったと考えておりましたが、それ以降も今年2019年に至るまで大いにあり、しかし、福島原発の事故以降、再び大量の降下物があったわけではないので、2015年以降2019年までに観察された異常は外部からの放射線によるものではなく、おもに植物体内に取り込まれた放射性物質による被ばくによるものであると考えられます。
この考え方は、外部からの放射線量がある程度低い状態を保ったままであるにもかかわらず2019年になっても2011年レベルの強烈な変異が「一個体の一部」だけに起こったり、開花を開始した「シーズンの初期」にはひどい花を咲かせるが、そのうちにはなんとなく回復していくという現象の説明のためにも不可欠です。
【エアカウンターの限界】
以上のことから、今後もし再び福島原発の事故のような事態が起こった場合に、エアカウンターで測定した数値を用いて植物が変異するかどうかということは一切判断できないということが分かります。
【ムラサキツユクサで放射性物質のわずかな漏えいは観測できない】
また、もう一つわかったことは、ムラサキツユクサは福島原発事故による大量の降下物によってもたらされた当初のレベルの放射線でなければ外部からの放射線によって突然変異はしないということです。
つまり、ごく微量の放射性物質の漏えいのような事象でムラサキツユクサに変化が起こるとは考えにくいと思います。
【You may lead a horse to the water, but you can't make him drink.】
群馬県中毛レベルの汚染であり、放射性物質を減らすために出来得ることを2011年当初いろいろ試しもしましたが、
2019年になってもそこここに放射能は存在し、
ムラサキツユクサはそれを吸い上げては繰り返し繰り返し異常な花を咲かせ続けています。
福島原発事故以降、
昔の小中高校で教えられてきた「放射能は生き物にとって危険なものであり、封じ込めるべきもの」という教えはないもののようになり、
「放射能は考えられているほど危険ではない」とか「怖いと思う者は非科学的な愚者」であるかのように言われつづけておりますことに疑問を感じ、
真実を求めただひたすら観察し公開を続けてきましたけれども、
ムラサキツユクサが外部からの放射線で姿を変えたという時代を経て
今度は放射能を吸い上げては繰り返し繰り返し異常な花を咲かせ続けているという事実をどう判断するのか、そしてどう行動するのかということは
結局、
真実がどうであるかということではなく
個人の思想信条によるものなのだ、と悟りました。
日本人とは、なのか、人間とは、なのかはわかりませんが、
それが、観察を続ける中で最もよく理解できたことであります。
20190518 |
20190519 |
20190524 |
20190513 |
以下に掲げる画像は本ブログにおいて「雨どいの近くの株」と呼んでいた「雨どいからの水が流れ込む砂利のまかれた場所」に咲いていた複数の株と、「ウッドデッキ近くの大株」と呼んでいた20年以上にわたり育ててきた一つの株について
2011年から2019年の各年の「シーズン開始時」と「シーズン終了時」にあたる日付の前後の記事から選んだ花の画像です。
2011年は混乱する中で撮影していたため、はっきりと日付の記録があるのは5月下旬からなのでシーズン開始時の画像の記録はありません。
また、意識的に観察を継続しようと思う以前(2011年、2012年)の画像については明確な花の位置の記録がないため、背景から推定しました。
雨どいの近くの株(2011~2019)
画像1 20110522雨どいの近くの株 新株 たぶん既に5個くらい花を咲かせた後 |
画像2 20110527雨どいの近くの株 新株 数はわからないが既にいくつか咲かせた後 |
画像3 20120504雨どいの近くの株 新株 今ならばきれいな花だと思うが 当時の自分には奇妙にしか見えなかった 0.09μ㏜/h |
画像4 20120507雨どいの近くの株 新株 0.05μ㏜/h未満 |
画像5 20120516雨どいの近くの株 新株 0.09μ㏜/h |
画像6 20130420 雨どいの近くの株a 0.05μSv/h未満 |
画像7 20130517雨どいの近くの株a 0.10μSv/h |
画像8 20130421雨どいの近くの株b 0.16μSv/h |
画像9 20130520雨どいの近くの株b 0.08μSv/h |
画像10 20130426雨どいの近くの株c 0.05μSv/h |
画像11 20130520雨どいの近くの株c 0.08μSv/h |
画像12 20140428雨どいの近くの越冬株 0.12μSv/h |
画像13 20140515雨どいの近くの越冬株 0.11μSv/h iphoneで撮影=オリンパスのカメラより赤く撮れる |
画像14と15は2019年この記事を書いたときには存在しておりましたが、ブログを移転したときに元のブログの画像データが失われたようで読み込みが出来なくなりました。
修復しようと思いましたが(2024年4月28日)無理だと判断いたしましたので、
欠番といたします。
雨どいの近くの越冬株のうち2015年に花びらの枚数に異常が出たもの
画像16 20150504雨どいの近くの越冬株 0.08μ㏜/h |
画像17 20150602雨どいの近くの越冬株 0.13μ㏜/h |
画像18 20150922雨どいの近くの越冬株 0.08μ㏜/h |
画像19 20160430雨どいの近くの越冬株 0.12μ㏜/h |
画像20 20160513雨どいの近くの越冬株 0.07μ㏜/h |
画像21 20160513雨どいの近くの越冬株 0.07μ㏜/h |
雨どいの近くの越冬株のうち2015年に花びらの枚数に異常が出たもの
2016年から引き続き
画像22 20170502雨どいの近くの越冬株 測定なし |
画像23 20170506雨どいの近くの越冬株 測定なし |
画像24 20170516雨どいの近くの越冬株 0.05μ㏜/h未満 |
画像25 20180408雨どいの近くの株 0.11μ㏜/h |
画像26 20180502雨どいの近くの株 測定なし |
画像27 20180520雨どいの近くの株 0.07μ㏜/h |
画像28 20190421雨どいの近くの株 |
画像29 20190423雨どいの近くの株 0.05μ㏜/h未満 |
画像30 20190523雨どいの近くの株 0.08μ㏜/h |
ウッドデッキ近くの大株(2011~2019)
きれいな花ばかりだったというのは思い込みに過ぎなかった・・・画像31 20110524ウッドデッキ近くの大株 |
画像32 20110527ウッドデッキ近くの大株 |
画像33 20120516ウッドデッキ近くの大株 0.05μ㏜/h未満 |
画像34 20130514ウッドデッキ近くの大株 0.07μSv/h |
画像35 20130520ウッドデッキ近くの大株 0.09μSv/h |
画像36 20140505ウッドデッキ近くの大株 0.07μSv/h |
画像37 20140508ウッドデッキ近くの大株 0.07μ㏜/ |
画像38 20150504ウッドデッキ近くの大株 0.08μ㏜/h |
画像39 20150602ウッドデッキ近くの大株 0.13μ㏜/h |
画像40 20160506ウッドデッキ近くの大株 0.05μ㏜/h未満 |
画像41 20160509ウッドデッキ近くの大株 0.07μ㏜/h |
画像42 20170506ウッドデッキ近くの大株 測定なし |
画像43 20170507ウッドデッキ近くの大株 0.05μ㏜/h未満 |
画像44 20170516ウッドデッキ近くの大株 0.07μ㏜/h |
画像45 20180430ウッドデッキ近くの大株 0.14μ㏜/h |
画像46 20180517ウッドデッキ近くの大株 0.10μ㏜/h |
画像47 20190505ウッドデッキ近くの大株 0.07μ㏜/h |
画像48 ウッドデッキ近くの大株 0.06μ㏜/h |