今日のムラサキツユクサ 20230412 今日この頃思うこと
朝7時
今日はエアカウンターが0.12μ㏜/hでした。
今日明日黄砂に注意という話ですがこういう話を聴くと国境のない地球という星、そして地球を覆う大気とその動きが見えるような気分になります。
そんな地球という星の上で・・・毎日異なるデザインの花を咲かせるようになってしまったムラサキツユクサを今日もながめながら
ご近所の小さな子供たちに「気を付けて行ってらっしゃい」なんて声をかけたりする
日本の田舎の朝。
あの日から何度自転を繰り返したのか
もう、だれもかれも放射能汚染のことなんて
すっかり忘れていますね。
役所が時々公共施設の線量測ったものを公開していますが
役所の人も含めみんな心の奥底では「10年以上経ったからねえ」と思っているのでしょう。
いや、コロナコロナでそんな言葉も出てこない。
でも
セシウム137の半減期は30年。
物理的に10分の1になるためには100年かかる。
ストロンチウム90は物理的半減期は29年だけど生物学的半減期は49年。
え?ストロンチウムなんて関係ない?・・・それはそれは・・・お幸せな。
もしかしたら3年かけて、私たちは目くらましされたかもしれません。
最近は具合が悪くなると「流行の病」か「その病を予防するもの」が原因だと思われがちです。
もちろんそれらは人類にとってとんでもない害悪でした。
ですが、そのことによって放射能による健康被害は以前よりもいっそう見えにくくなってしまったかもしれません。
まあ、生命とはしなやかなものですから
因果関係はなかなか特定できずいつだって複合的な要因による前後関係・・・
しかしそうであることをいいことに
為政者はいつでも自分の都合にあわせた解釈をし、弱い者を苦しめる。
「はだしのゲン」を普通に読むことが許された私たちの世代
「田中正造」と足尾鉱毒事件については国語の教材にあり
安中公害訴訟を記憶にとどめる世代。
石牟礼道子さんの「苦海浄土―わが水俣病」を読み
有吉佐和子さんの「複合汚染」を読み
いぬいとみこさんの「トビウオのぼうやはびょうきです」を子供に読み聞かせたこの世代。
けれども、
三無主義、五無主義と呼ばれた世代。
福島原発事故以降わが家ではいろいろな植物が絶えました。
まあ、とりあえずいまのところムラサキツユクサは絶えないですが
毎年 毎年 毎年 毎年 毎年 毎年 毎年 毎年 毎年 毎年 毎年 毎年
オリジナルとは異なるデザインの花を咲かせるばかり。
「異次元の少子化対策」などという勇ましい言葉を思い出しながら
「ムラサキツユクサだって、トビウオだって、人間だって
アデニン、グアニン、シトシン、チミンだろ」
とつぶやく。
エアカウンターとカメラを持って
かわいくもない品もない遠慮のない大きなくしゃみを6連発した朝でございました。
花粉症もありますが私はシックハウス症候群の患者
小さいころには石綿をむしって遊び
新築のいい匂いは有毒な有機溶剤の匂い。
舌を真っ赤真っ青にして「全糖」ではない安いお菓子を食べ
空から有機リン系農薬をまかれても
それが当たり前だった昭和の子供です。