ムラサキツユクサが教えてくれたこと

この数日間、変異してしまったムラサキツユクサのところでエアカウンターを動かしてみて、正直言って私はショックを受けました。
エアカウンターの性能がどうであるのか詳しいことは知りませんが、しかしいずれにしても、我が家は私が思いこんでいたようなひどい汚染のあるホットスポットなんかではなかったのです。

「よかったじゃない、それほど汚染されてなかったんなら。」

いっしょに気をもんでいてくださった方々に報告すると、皆そう言ってくださいました。

でも、確かに数値は低くて良かったのですが
低いということがわかり、むしろショックを受けました。


だって、そんな低い放射線量なのに我が家の植物たちは見た目を変えてしまったんですよ!




偉い方々はおっしゃいます。低線量なら大丈夫だと。
自然界にだって放射能はあるんだし、と。
そして、どうせうちの植物たちを見てもおっしゃるのだと思います。
「アレは植物、我々は人間!」


でもね、うちの花はこの15年間ずーっと同じデザインだったんですよ。
宿根でどんどん大きな株になったものも
種が飛んで新しく生えてきたものも。

私は品種改良をやってるわけじゃないんでね、
ずーっと同じデザインの花を毎年同じ季節に眺めていたのです。
何でデザインが変わったんですか?




人間とは比べものにならないくらい単純な遺伝子構成かもしれない、
だからちょっと遺伝子が変異してデザインが変わったのかもしれない、


…って、

ダメなんだよ!遺伝子に変化が起こっちゃ!

変える必要もなく、変わるつもりもないのに

デザインが変わっちゃダメなんだよ!




放射線は、…放射能は、それがたとえわずかであっても生き物にとって本当に有害であると言うことをムラサキツユクサが教えてくれました。
原発事故直後からつづく「放射能はけっこう大丈夫かもよ☆」というキャンペーンに
「私って非科学的って言われるのヤだからぁ」みたいにおもって危うく乗せられそうになった自分。
そして、情緒的で、直感で突き進むオバサンである自分に、
大好きな花がつくづく語り、教えてくれたのだと思います。
情緒的で、直感かもしれないけれど、放射線は危険、危険だと思います。




化学物質の問題も数え切れないほどあるって言うのにそこに加えて放射能ですからね、

なにが、少しくらい被ばくしても大丈夫なんだよ!

トータルで物事を考えてみろっていうんだよ。ふざけんなよ政府!