今日のムラサキツユクサ 20160421

今日の天気は曇り。朝7時の段階では光量が全く足らず、フラッシュを焚かなければならない状態だったので少し待っておりましたら、朝9時ごろに一瞬光が差したのでその一瞬の間に撮影しました。

昨年度の最後に花びらの数がおかしかった株はまだ咲いておりません。

今日は、一昨日咲いた花と同じ所に出来ていたつぼみに一つが開きました。

(説明が遅れましたが、この株は花びらの数がおかしかった株から飛び石一つ分離れた所にあります。「雨どいの近くの株」というネーミングで2012年度から継続観察している株です。)
今日のこの株の全体の感じ


まずは右側の花に寄ってみました。

一昨日の花と比べればオリジナルデザインに近いと言えますが、花びらがしっかりと伸びていないような気がします。
まだ朝9時であるし、曇っているからな、と思いましたが、午後2時を過ぎても状態は変わりませんでした。

(参考)一昨日の花

次に左側の花に寄ってみます。


開きそうで開けない、そんな状態です。
参考までにこの花の4月18日、19日の様子を再掲してみます。



画像の左側の蕾です。4月18日




左側の蕾です。4月19日



18日、19日の観察の時、
18日「ちょっと色が薄いけれども明日咲きそうな蕾だ」
19日「あれ?咲かなかったの?明日こそは開くだろう」
とこれまでの観察経験から少しおかしいと感じていた蕾だったのですが、
20日(昨日)になっても咲かず、
…昨日は晴天で気温も上がっていたので咲かないことが不思議でありましたが
とうとう21日(本日)も開きませんでした。

原因は、「葉」です。
上手く説明できませんが、ムラサキツユクサは、葉と葉の間(付け根)に複数の蕾を抱えますが、「普通」は蕾が成長するのにあわせて「葉」は花の邪魔をしないように成長(運動)して花を外に出させるのです。
が、原発事故以降、ときどき、「葉が開花を邪魔する」というトラブルが起こるようになりました。

画像で、18日から今日に至るまでの蕾の状態をご覧下さい。開けない蕾の左右から下に向かって二枚の葉がありますよね。この二枚の葉は、実は先の方ではぴたっと重なり、合体しているのです。一応二枚の葉自体はそれぞれがきちんと独立して分離していますけれども、今日の時点ではまだ仲良く重なっている。通常はきちんと成長し、花が咲く日には二枚はパカッと分かれるのですがなぜか分かれない。分かれないから花は開けない…というように私には見える。


下の画像は2011年5月22日のものですが、これなんかも葉が分かれてくれないタイプのトラブルが花の奇形と共に発生しています。
2011年5月22日



明日あの花はどうなっているのか。
…ちゃんと咲くことができるでしょうか。






今日のエアカウンターの画像を貼り付けるのを忘れていました。

0.05μSv/h未満でした。




今日はあともう一つタネが飛んではえたムラサキツユクサも咲きました。
これはノイバラの近くに置いてあった樹脂製の植木鉢の中で咲いています。
…状態はよろしくはないですね。
今日このあたりのエアカウンターの値は0.06μSv/hでした。