サルビアレウカンサの葉は産みの苦しみ中? 20160614

朝7時。

今朝は梅雨らしい曇天です。
カエルたちは互いに競うかのごとく「むきになって」鳴いては休みを繰り返しています。


今日は久しぶりにサルビアレウカンサの葉の写真をアップしたいと思います。

この植物にはこういう花が咲きますと言えるような葉のかたまり

上の写真とは別の葉です。
ピントが合っていなくて申し訳ないのですが、
葉と葉のすき間に紫色のちょこんとした小さな物があるのは分かりますか?

これもまた別の葉です。
この写真でもポチッと紫色のものが葉と葉の間にあるのですが

そう、花の穂が出そうなのです

この大きさになるとわかりやすいですね。
先端に花穂が出かかっています

観察していて気付くのは、
この象の顔のような葉のつく辺りには花穂がでてくるということです。
言い換えると、
「花穂の出るあたりが変」ということです。

こう書きながら、
2016年春のムラサキツユクサ観察まとめの考察で書いたような、
「花、種で有害なものを排出」
という自分の勝手な仮説を
また思い出しております。

そして同時に2013年7月に書いた
「形のおかしい葉の行く末」
という記事についても思い出しました。

この記事で書いたのはこんな内容です。
「形のおかしい葉は、ローリエの場合そこから病気になり
サルビアレウカンサやアサガオについては正常なものより早く黄色くなって落ちる」

深く考えなければこんなこと「起こって当然な」現象であるかもしれませんが、
深く考えると、人間の目から見てパッとわかるような「葉の形の異常」という事態は、植物にとっても異常な事態であって、だからこそその異常な葉は落ちるのかもしれません。
異常であるから維持出来なくなるのか、
それとも異常であるからこれ以上身体の一部としてその葉を維持はしないという方向に何らかのシステムが発動するのか、
どこまで遺伝子には仕組まれているのか…とても気になります。

しかし、維持出来ないのであろうと維持しないのであろうと、いずれにしても結果としては植物の形態、形質は安定するという方向に行くわけで、生き物というのは本当に本当に良くできています。


ところで、言い忘れましたが



花穂がつくところが必ずこうなるというワケではないのです。
今日撮影した下の二つの画像のように
通常通りのスーッと伸びた葉のところに「昔は」花穂をつけたものでした。





と、言うか、そもそも象の顔タイプの葉は…無かったんです。

しかし、慣れとは恐ろしいもので、
いや、年齢的に記憶力が衰えているのだろうと思いますが、
(放射能でおまえの頭はやられているんだという人も多々いますが(^_^;)
象の顔の形の葉について
アルのが普通なのかナイのが普通なのかだんだん分からなくなってきている今日この頃。

時々Googleで画像検索をかけて、よそのお宅の植物をひとしきり眺め、
自分の家の植物と比較しております。

どうかみなさまも、是非Googleで画像検索をして確認してみてくださいね。
脳がやられているかもしれないオバサンの言葉だけを信じることなく、
本当はご自分の目で本物の植物の観察をしていただくのが良いのですが
そんなことをしている時間のない方がほとんどであると思いますので、
たとえば今日のサルビアレウカンサの話を確認するとすれば、
「サルビアレウカンサ、つぼみ」とか、サルビアレウカンサという語の代わりにアメジストセージもしくはメキシカンブッシュセージという言葉を入れて画像検索してみるとたくさんの画像がありますから花穂の付け根の辺りをじーっくり眺めてみてください。

先ほど私も検索してみましたが、
やはり象の顔から花穂というのは決して一般的ではないように思えました。
ところで、画像検索する中で、
改良されて「斑入り」の葉を持つセージの写真というのがあったのですが、それにはとても驚きました。あまりにも葉がヨレヨレで。
その植物がどういう手順で改良されたのか分かりませんが、
葉の色をまだらにするということと葉の縁の状態がオリジナルのスーッとした状態であるということは同時に出現させられないのでしょうかね。

葉緑体という器官は植物にとって非常に重要なものですから、それを失わせるようなデザイン上の改良とは、人の相当な努力(^_^;)によるものなのでしょうね。





本日この辺りのエアカウンターの値は
0.07μSv/hでした。