ローリエの下にある株は救えるのか 2013年夏 20130514
![]() |
2011年ローリエの下 |
ムラサキツユクサが放射線の影響でピンクになるとかおしべの毛が白くなるという研究の結果がネット上で語られるのを見聞きしますが、それは、おそらくごく微量漏れたときの話で、福島のような大事故で放射能が降ってきますとね、そんなかわいらしい「ピンクのお花」なんていう話じゃ済まないのだ、というのがムラサキツユクサを育てている者の実感です。…かわいそうに…ぐちゃぐちゃさ。
実感なんて言葉で言ったって伝わらないでしょうからへたくそながら写真を撮り続ける毎日。原発事故後もう三度目の夏です。
2013年ローリエの下 |
で、特にローリエの下にある花がひどい。
ここに貼った2枚の小さい写真、こんなムラサキツユクサ、ムラサキツユクサじゃないでしょう?
ピンクのしましま、花びらはびろ~ん、ぐちゃっ。
去年、雨どいの近くの株を一つ切って鉢上げし室内に入れたところかなりきれいな花を咲かせるようになりました。
去年はどうしてそんなことをしようと思ったのかというと、
2011年の被ばくによってムラサキツユクサの種(たね)がやられてしまったために異常な花を咲かせるようになったのか、それとも種(たね)自体には問題が起こったわけではなく毎日浴びる放射線の影響でその都度おかしな事になってしまっているのかということをちゃんと確認したかったからです。
結果、前年の被ばくによって子孫に伝えるためのDNAに「深刻な変化があったわけではない」ということがわかりました。当時の実験だけでなく、今年咲かせている花を観察し続けた結果、あの株限定ですがそれを証明できたのだと思います。
「深刻な」という言葉をあえて使ったのは、DNAの損傷が全くないか否かはこんな観察程度でははっきりさせられないからです。咲かせた花の色や形だけで全てを語り尽くすことなんか出来ませんよね。
しかも観察に使ったのはたった一株。やらないよりも良いかもしれませんが、これではダメ。本当は。でも普通の家庭で出来るのはこんな事だけですよね。場所もないし、植物のほりあげに失敗して絶やしてしまうのもイヤだししょうがないヮ。
今日は午前中に時間があったので、いつものような観察の後、ローリエの下の株を必死に株分けしました。
普通ならこんな時期に株分けはしないのですが、花を確認しながら株分けをしないといけませんからこんな時期です。
今回は去年の株分けと違って超!大変でした。ローリエの足元に植えてから17年経っているため、ローリエの根っこもあって、シャベルが土になかなか入りませんでした。
右の方を必死に掘ること20分。
これじゃ、ダメかな…
全身をよく洗って、鉢上げ。
白いプラ鉢はカインズホームで、土は、セキチューで、「食べる」ハーブ用の土を買ってきたのを使いました。
販売者は名古屋の会社です。
玄関内に入れて…
下に敷いているのは本日付2013年5月14日の東京新聞。群馬なので朝刊しかない版です。
…ん?0.07?
2011年3月以降外に一度も出していない観葉植物のあるポジションへ。
…0.10??何だ、この数値は。外より高いじゃないか。
電気器具は使ってないしなあ。どうしたんだろう。
Mr.MAXで買ってきた(去年も使った)いつもの栄養剤入れてやりました。
頑張れー死ぬんじゃないぞーこの株も外の切り分けた株も。
…今回はダメかなあ…元々元気ではないのに、激しいほりかたしちゃったからなあ、かわいそうなことをしちゃったかなあ。